2012年1月29日日曜日

タンザニアにてHIV研修!出発前!

2月11日から3月27日の日程でアフリカのタンザニアで海外インターシップを行います。
 
 主な仕事内容は、中学生にHIVや薬物乱用、早期妊娠などの問題を教えることです。
 特にHIVについて自分が学んだことや聞いたことをしっかり伝えれたらなと思います。
 
 2009年の報告によると、世界全体でHIV感染者は3,330万人(成人感染率0.8%)、地域別の感染者数ではサハラ以南アフリカが2,250万人と世界の3分の2を占め、最も多く、第2位の南アジア・東南アジアの410万人を大きく上回っている。
この数字からわかるようにHIV被害はアフリカで特に顕著にみられる問題なのです。
 
 では、なぜHIVの被害はアフリカに集中しているのでしょうか?
 それには様々な理由が考えられます。
 
 HIVウイルスの起源がそもそもアフリカであることに加え、性教育の浸透の不徹底、内戦による移動の入り乱れで感染地域拡大、医療水準の低さなど挙げればきりがないかもしれません。
しかし、このような理由のすべてに共通し、根源的な問題なのは「貧困」であると思います。
お金がないから、学校に通えない子供たち。貧しいから富をめぐって民族間で争いが起こる。高い治療費、検査費など。アフリカでは貧困によってHIVなどの病気に苦しんでいる人々、国が数多く存在します。
 
 HIVの原因の一つが貧困であるなら、アフリカ諸国の貧困はどこから生まれたものなのであろう?
19世紀からの欧米列強の植民地化、搾取、戦後の経済的植民地状態、もともと土地が豊かでなく作物の育成に適さなかった、独特の気候や、歴史的にヨーロッパ、北米、中国などの大国との地理的な距離による接触の少なさ。
終わらない民族間の紛争、不安定な政治などいろんな要素があります。

 だらだらとアフリカにおけるHIVと貧困について書きましたが、重要なのはこういう現状を知った上で、自分たちにできることは何かということを考えることだと思います。

 遠い国で起こっている火事を見過ごす、見ないふりをする、そもそも関心がない。こういう人が日本をはじめ先進国には多いような気がします。
でも、日本ではあまり大きく取り上げられる問題じゃないからしょうがないと思います。
僕自身現地の人から直接話を聞いたわけではないし、エイズに感染している人と会ったこともありません(出発前に機会があればベストだし、じゃっかんマスト)
大学でジェンダー関連のセミナーを取らなかったら、一生エイズについて調べるということももしかしたらなかったかもです。

 だからこそ、自分が見たり聞いたりしたことをみんなに伝えて少しでもそういう問題があるんだ、大変なことだって思ってもらいたくて、出国前にブログを作成しました。

 専門家でもないし、NGOで働いてるわけでもない自分なので、HIV撲滅に直接貢献することはできないと思います。しかし、自分がブログを書いて読んでくれた人に知ってもらう、世界に大学生レベルの文章と知識でも発信をする。今の自分にできることはこのような小さなことの積み重ねです。
単位もろくに取らない不真面目で頭の悪いゴミみたいな日本の大学生でもHIVの問題について考えているということを知ってもらいたいという思いもあります。



っていうのをメンターダイヤモンドのブログに書きたいです。